コルチゾールの主な役割とは?
コルチゾールは副腎皮質で産生されるステロイドホルモンで、血清コルチゾールとも呼ばれます。ストレス時に血圧を上昇させるため「ストレスホルモン」とも知られています。
影響
感情的・身体的なストレスが血中コルチゾールを増加させます。通常のストレス反応では副腎がコルチゾール産生を増やします。運動、うつ、アルコール摂取、ストレスが高い状態でもコルチゾールは上昇します。
利点
コルチゾールは血圧や心血管機能、脂質・タンパク質・炭水化物の代謝を調節します。また、筋肉タンパク質を分解し、アミノ酸を血流に放出します。これらは肝臓で糖新生に利用され、血糖を上げて脳にエネルギーを供給します。脳は脂肪をエネルギー源にできないため、グルコースが必要です。
さらに、コルチゾールはオメガ3系脂肪酸などの脂肪酸を血中に放出させ、筋肉がエネルギーとして利用できるようにします。
留意点
クッシング症候群や副腎腫瘍などでコルチゾールが過剰になることがあります。一方、アジソン病や下垂体機能低下症では不足します。コルチゾールは日内変動があり、午前6〜8時が最も高く、深夜に最低になります。
注意事項
経口避妊薬やエストロゲンを服用するとコルチゾールが上昇します。バランスの取れた食事、日常的な運動、1日20分以上のリラックス、十分な睡眠、マルチビタミンの摂取で高いレベルを下げることができます。コルチゾールは必須ですが、過剰は有害です。
検査
血中コルチゾール測定は、過剰または不足を確認するために行われます。コルチゾールは骨、循環、免疫、代謝、神経系、ストレス応答に関与しています。
