コルチゾールが高いときの治療法は?

コルチゾール(ストレスホルモン)は副腎皮質から分泌され、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の刺激で産生されます。正常範囲では体内の恒常性維持に重要ですが、過剰になるとクッシング症候群(高コルチゾール血症)となります。原因や症状に応じて治療法が異なります。

コルチゾールが高くなる原因

  • グルココルチコイド系薬剤の長期使用
  • 過度のカフェイン摂取
  • 下垂体や副腎にできる良性・悪性腫瘍(ACTHやコルチゾールの過剰産生)

主な症状

  • 顔面や体幹部の急激な体重増加(丸顔・中心性肥満)
  • 皮膚が薄くなりやすく、打ち身ができやすい
  • 慢性的な疲労感・筋力低下
  • 肩甲骨間の脂肪隆起(バッファローハンプ)
  • 精神不安定、情緒不安、うつ症状
  • 高血圧・高血糖

グルココルチコイド薬剤・カフェインによる高コルチゾール

薬剤が原因の場合は、医師の指導のもと徐々に減量または中止します。カフェイン過剰は摂取量を減らすことで改善します。必要に応じて、コルチゾール抑制薬(例:ケトコナゾール、ミトタン)を使用します。

下垂体腺腫(ピチュイタリー・アデノーマ)

良性の下垂体腫瘍が原因の場合、経鼻的手術(経鼻下垂体腺腫摘出術)や放射線療法で腫瘍を除去します。

異所性ACTH症候群

下垂体以外の部位にできた腫瘍(肺がんなど)がACTHを過剰に分泌する状態です。手術、放射線、化学療法、免疫療法、またはコルチゾール抑制薬で治療します。

副腎腫瘍

良性・悪性の副腎腫瘍がACTHやコルチゾールを過剰に産生します。根本的な治療は副腎摘出手術です。

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