男性更年期とほてりへの対処法:ホルモン療法とセルフケア
男性更年期(アンドロパウゼ)は、世界中の多くの男性に影響を与える男性版更年期です。主な症状は睡眠障害、夜間の発汗やほてり、うつ状態、性欲低下などです。通常は50代後半に現れますが、30代から60代まで幅広い年齢で発症します。
テストステロン療法とそのリスク
テストステロン補充療法は症状緩和に有効とされていますが、前立腺肥大、体液貯留、肝障害、精子産生低下、脳卒中や心筋梗塞のリスク増加など副作用があります。ホルモン療法を開始する前に、十分な検査と医師の判断が必要です。
セルフケアの具体的なステップ
ホルモン補充を始める前に、がん検診と前立腺・精巣の診察を受けましょう。2005年8月のJournal of Urologyの研究では、テストステロン投与開始後2年以内に前立腺がんが発症した男性が55%報告されています。
定期的に血液検査を行い、テストステロン濃度をモニタリングします。健康な成人男性の朝のテストステロン濃度は315〜1000 ng/dlが目安とされ、この範囲内が理想です。
アルコールや辛い食べ物は夜間の発汗を促すため控えましょう。また、抗うつ薬の中にはほてりを悪化させるものがありますので、服用中の薬は医師に相談してください。
就寝前に冷水シャワーを浴び、寝室は低温・低湿度に保ちます。窓を開けるか、エアコンの温度を下げて寝ると効果的です。
夜間の発汗で寝具が濡れたらすぐに交換し、体温を下げるために冷たい水や牛乳、フルーツジュースを飲みましょう。
