副腎の細胞破壊(副腎不全)とは?

原因

米国国立衛生研究所(NIH)によると、副腎の細胞が破壊される主な原因は、自己免疫反応の異常です。免疫系が誤って副腎組織を攻撃することで炎症が起こります。その他、感染症、腫瘍、血液凝固抑制薬の使用もリスク要因とされています。

症状

副腎の細胞破壊が進行すると、以下のような症状が現れます。

  • 皮膚の色素沈着(特に口周りや関節部)
  • 体重減少
  • 筋肉痛や関節痛
  • 慢性的な倦怠感
  • 抑うつ状態や気分の落ち込み

関与ホルモン

副腎はコルチゾール、アルドステロン、性ホルモン(エストロゲン・テストステロン)など複数のホルモンを分泌します。細胞破壊によりこれらの分泌が著しく低下し、血糖調節やストレス反応、体内の電解質バランスが乱れます。

診断

メイヨークリニックによれば、診断は主に血液検査で行われます。具体的にはコルチゾール、ナトリウム、カリウムの濃度測定が行われ、異常が認められた場合は画像診断(X線、CT)やACTH刺激試験で副腎機能を評価します。

治療

副腎不全(アジソン病)の根本的な治療は、欠乏したホルモンを補充することです。主にコルチゾンとフルドロコルチゾンの錠剤または注射が用いられ、患者の多くは生涯にわたって継続的に服用が必要です。

ホルモン異常 - 関連記事