Andriol Testocapsの副作用と注意点

識別

Andriol Testocapsは、天然のステロイドホルモンであるテストステロンの合成・経口投与型です。1錠あたりテストステロンウデカノエート40 mg を含み、ドイツの製薬会社Schering‑Plough が製造しています。欧州とカナダで販売・使用が認められています。

使用目的

医師は、テストステロン産生が低下した「性腺機能低下症」の治療にAndriolを処方します。また、思春期遅延の少年や、女性の乳癌治療にも用いられることがあります。

加齢に伴う自然なテストステロン減少を補うホルモン補充療法(HRT)の一環として、1日3〜4カプセル(約120 mg)から開始し、必要に応じて1〜3カプセルに調整します。

ボディビルダーは、経口テストステロンとして比較的安全で軽度の副作用と考え、筋量・骨密度の増加を目的に不正に使用するケースもあります。

禁忌

過剰なテストステロンは前立腺肥大や前立腺癌を悪化させるため、前立腺癌患者は使用できません。また、男性の乳癌患者も同様です。

米国食品医薬局(FDA)はテストステロンを妊娠カテゴリーXに分類しており、胎児に先天性欠損のリスクがあります。妊娠中または妊娠を希望する女性は服用してはなりません。

抗凝固薬や血糖降下薬(インスリン)を使用中の患者は、テストステロンがこれらの薬効に影響を与える可能性があるため、必ず医師に相談してください。

肝毒性

高用量の外因性テストステロンは、肝臓や脾臓に血液で満たされた嚢胞ができる「ペリオシス肝炎」を引き起こすことがあります。また、肝酵素値の上昇も報告されています。

男性化作用(ヴァイリゼーション)

アンドロゲンとして、声の低下、顔や体毛の過剰な増加、男性型脱毛症、にきびや皮脂の過剰分泌といった男性化症状が現れます。特に女性で顕著に出やすく、生理不順を伴うこともあります。

過剰投与は前立腺肥大による排尿障害、勃起不全(持続勃起やインポテンツ)、性欲変化を引き起こすことがあります。男性では女性乳房(女性化乳房)が形成されることがあり、女性では陰核肥大が起こります。これらは自然回復が難しく、外科的処置が必要になる場合があります。

その他の副作用

テストステロンは血清コレステロールを変動させ、動脈硬化、血栓症、高血圧、脳卒中、心不全のリスクを高めます。また、水分貯留が腎臓に負担をかけ、腎機能障害を招くことがあります。

アレルギー反応として、黄疸、吐き気、嘔吐、腹痛、むくみが報告されています。

精神面では、めまい、気分の変動、頭痛、イライラ、攻撃性、抑うつ、被害妄想などの症状が現れることがあります。

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