テストステロン補充療法とは?
テストステロンは精巣で産生されるホルモンで、男性らしい体格や骨格、筋肉の発達、全身の活力、そして性欲の維持に欠かせません。テストステロンが不足すると、集中力の低下や自尊心の低下、うつ症状、勃起不全などの症状が現れることがあります。テストステロン補充療法(TRT)は、これらの症状の改善を目指す治療法です。
低テストステロンの原因
- 加齢に伴う自然な減少
- 精巣の損傷や外科的手術
- 慢性疾患(糖尿病、肝疾患など)
- 過度なストレスや睡眠不足
- 過度のアルコール摂取
- 特定の薬剤(ステロイド、抗うつ薬など)
補充療法の方法
- 筋肉内注射:2〜3週間ごとに投与
- 皮膚貼付型パッチ:体や陰嚢に貼付
- ゲルタイプ(例:アンドロゲル):毎日皮膚に塗布
- 経口錠剤:医師の指示に従い服用
主な副作用
- 軽度の体液貯留やむくみ
- 乳房肥大(女性化乳房)
- 皮脂分泌増加によるにきび
- 前立腺特異抗原(PSA)上昇
- 睡眠時無呼吸症候群の悪化
- 精巣のサイズ縮小
正常なテストステロン値の測定
血液検査でテストステロン濃度を測定します。測定は通常、テストステロンレベルが最も高い早朝に行われます。
注意点・禁忌
- 前立腺がんまたは乳がんの既往がある男性は禁忌です。
- 治療開始前に前立腺がん検診、直腸診、PSA検査を実施する必要があります。
