内分泌系はどのように自己調節するのか?

内分泌系の自己調節(負のフィードバック)

内分泌系は、ホルモン濃度を一定に保つために「負のフィードバック」機構を利用しています。以下にその流れを簡潔に示します。

1. ホルモンの分泌

脳や他の内分泌腺からの指令、あるいは特定の刺激に応じて、内分泌腺は血流へホルモンを放出します。

2. 標的細胞での作用と検知

ホルモンは血流を通じて標的細胞や組織に届き、生理的効果を発揮します。

3. フィードバック信号の送出

標的での作用が完了すると、ホルモン濃度が上昇したことを感知した情報が、元の内分泌腺へ逆方向に伝えられます。

4. 分泌抑制

このフィードバック信号により、ホルモンのさらなる分泌が抑制されます。過剰なホルモンは体内バランスを乱すためです。

5. ホームオスタシスへの回帰

分泌が減少すると血中ホルモン濃度は低下し、適切なレベルに近づきます。

6. ループの再設定

ホルモン濃度が十分に低下するとフィードバック信号は消失し、内分泌腺は再び通常通りの分泌を開始します。

このように負のフィードバックは、ホルモン濃度を狭い範囲に保ち、体内環境を安定させます。機構に異常が生じるとホルモンバランスが崩れ、さまざまな内分泌疾患の原因となります。

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