高カルシウム血症とは何か:症状・原因・診断・治療

高カルシウム血症とは

血中カルシウム濃度が正常範囲を超えて高くなる状態です。

主な症状

症状は血中カルシウム濃度と個人差により異なります。軽度では無症状の場合もありますが、重度になると以下のような症状が現れます。

  • 吐き気・嘔吐
  • 便秘
  • 腹痛
  • 倦怠感・筋力低下
  • 意識障害(混乱、痙攣、昏睡)

主な原因

高カルシウム血症を引き起こす代表的な疾患や要因は次の通りです。

  • 原発性副甲状腺機能亢進症:頸部にある副甲状腺の異常
  • 悪性腫瘍:肺がん、乳がん、多発性骨髄腫など
  • ビタミンD過剰摂取:サプリメント等で過剰に摂取
  • 一部の薬剤:利尿薬やリチウムなど

診断方法

血清カルシウム濃度を測定する血液検査で確定します。必要に応じて副甲状腺ホルモン(PTH)やビタミンD濃度、画像診断を併用します。

治療法

原因と症状の重症度に応じて以下のように対処します。

  • ビタミンD・カルシウム摂取の中止・制限
  • カルシウム低下薬(ビスホスホネート、カルシトニンなど)
  • 点滴による十分な水分補給
  • 重症例では透析や外科的副甲状腺摘除術

予後

原因が適切に治療できれば血中カルシウムは正常化し、軽度~中等度のケースでは予後は良好です。重度の場合は迅速な治療が不可欠で、放置すると致命的になる可能性があります。

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