食事が原因
塩分を取りすぎると体は水分を保持しやすくなります。ナトリウムは体内の多くの機能に必要ですが、過剰になると腎臓が余分なナトリウムと水分を排出できず、むくみが生じます。Mayo Clinicによると、1日のナトリウム摂取は1,500〜2,300 mgが目安とされています。低ナトリウムで新鮮な果物や野菜を多く摂り、十分な水分補給を心がけるとむくみ予防につながります。
一時的な状態
日焼けや月経前症候群(PMS)、妊娠、特定の薬剤などは、一時的に体内の水分バランスを乱しむくみを引き起こすことがあります。妊娠中は血管が圧迫されやすく、足や足首のむくみが起こりやすくなります(手や顔の腫れはすぐに医師に相談してください)。新しく服用し始めた薬でむくみが出たと感じたら、必ず医療従事者に相談しましょう。
慢性の疾患
慢性的なむくみは、深刻な健康問題のサインであることが多いです。主な原因は以下の通りです。
- 心不全:心臓のポンプ機能が低下し、腎臓への血流が不足するため、腎臓が十分に水分を排出できずむくみが生じます。
- 腎機能障害:腎臓は血液中のナトリウムや余分な水分を調整・除去する役割がありますが、機能が低下すると体内に水分がたまりやすくなります。
- 肝臓疾患:肝臓が産生するタンパク質(アルブミン)が不足すると、血管内の水分を保持できず、腹部や脚に水分が漏れ出します。
- 肺疾患(COPD、慢性気管支炎、肺気腫など):肺機能が低下すると血液が心臓に戻りにくくなり、全身の組織に水分がたまります。
- 慢性炎症性疾患やがん:血管の損傷やリンパ系の腫瘍が水分排除を妨げ、むくみを引き起こすことがあります。
- 血行不良や血栓:血流が滞ると局所的に水分がたまり、腫れとして現れます。
医師の受診が必要なとき
慢性的にむくみが続く場合は、重大な疾患が進行しているサインかもしれません。放置すると心臓・肺・腎臓・肝臓に余計な負担がかかり、健康を損なう恐れがあります。疑いがある場合は速やかに医師の診察を受け、適切な検査と治療を受けましょう。
