人間の髪のように細い線虫(寄生虫)について

人間の髪のように細いワームは線虫(nematode)です。ほとんどが宿主に依存する寄生虫で、人間も宿主になることがあります。線虫は地球上で最も数が多い多細胞動物で、ネブラスカ大学の調査によると約2,500種以上が知られています。

種類

線虫門(Nematoda)には5,000種以上が存在し、農業に有益な土壌線虫から、人間に害を及ぼす寄生線虫まで多様です。代表的なヒト寄生線虫はフックワーム(鉤虫)と回虫です。

鑑別

線虫はサイズが極めて幅広く、0.01インチ(約0.25 mm)から24フィート(約7.3 m)に達する種もあります。多くは顕微鏡でしか見えませんが、土壌を少し取るだけで何千匹もの線虫が混在しています。形態は細長いチューブが内部にある構造で、鉤虫は人の皮膚に付着し、6本の鋭い歯を持ちます。回虫はミミズに似た形状です。

フックワーム(鉤虫)

世界で5億7,600万〜7億4,000万人が感染しているとCDCは報告しています。感染は主に汚染された土壌から皮膚(特に足)を通じて侵入し、血流で心臓・肺へ移動、咽頭へ上行して飲み込まれ小腸で成長します。軽度の感染では症状が出ませんが、重度になると腹痛、食欲不振、体重減少、貧血、リンパ系の閉塞によるむくみ(浮腫)などが現れます。治療はアルベンダゾールやメベンダゾールなどの抗蠕虫薬を1〜3日間投与します。

回虫

回虫は経済的・社会的地位に関わらず感染します。米国では子どもの約3分の1がピンワーム(回虫の一種)に感染しているとクリーブランド・クリニックが報告しています。感染経路は口から摂取した卵が体内で孵化し、成虫が腸で成長、雌虫が肛門周辺に卵を産み付けます。これが痒みを引き起こし、掻いた指で口に入ることで再感染が循環します。保育園などでの集団感染が起きやすく、衛生管理と個人の手洗いが予防の鍵です。治療にはメベンダゾールやピランテル・パモエートが使用され、痒み止めのクリームが処方されることもあります。

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