肺結節とは?症状・診断・治療法の完全ガイド

肺は私たちの生命活動に欠かせない重要な臓器です。肺が正常に機能しないと酸素供給が不足し、さまざまな健康問題を引き起こします。肺結節は、肺にできる小さな丸い腫瘤で、X線検査で「結節」として見つかりますが、良性か悪性かの判断は容易ではありません。

肺結節とは?

肺結節は、肺の組織内にできる直径数ミリから数センチメートル程度の小さな円形の腫瘤です。胸部X線やCTスキャンで「結節」として映りますが、画像だけで良性か悪性かを判定するのは難しいです。

良性と悪性

肺結節は、良性(非癌性)と悪性(癌性)に大きく分けられます。ロチェスター大学医療センターの報告によると、確認された肺結節の約40%が癌性であるとされています。早期に癌性結節を発見し、適切な治療を行うことが生存率向上に直結します。

良性結節は、結核や他の肺感染症、外傷後の瘢痕組織として現れることが多く、必ずしも結節ができるとは限りません。

症状

結節が3cm未満の小さなうちには自覚症状がほとんどありません。結節が大きくなり腫瘤(しゅりゅう)になると、咳や胸部の圧迫感、息苦しさなどが現れ始めます。実際、多くの肺結節は他の疾患の検査で偶然に発見されます。

症状が出た場合でも、風邪やインフルエンザと誤診されやすく、咳や胸部の違和感が主な訴えとなります。

診断

肺結節の診断では、まず結節が良性か悪性かを判断します。主な方法は、結節の増大速度を経過観察し、画像で測定することです。増大が遅い結節は悪性の可能性が低く、逆に短期間で大きくなる結節は癌性が疑われます。

治療

良性結節は症状が出ない限り経過観察で済むことが多いです。例えば、良性結節が原因で慢性的な胸部症状が続く場合は、外科的除去が検討されます。

癌性結節は外科的切除が基本です。小さな結節であれば胸腔鏡手術(VATS)で除去できますが、結節が大きい、または複数ある場合は肺葉切除や全肺切除が必要になることがあります。

家族に肺がんの既往がある、または肺結節の疑いがある場合は、速やかに医師の診察と検査を受けましょう。症状が現れる前に早期発見・治療を行うことが、予後改善の鍵です。

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