有害細菌の種類と予防法
細菌への接触は避けられません。ほぼすべての物や私たち自身の体に微小な細菌が存在しています。大多数は無害で、時には有益さえありますが、全体の約1%が人や動物にとって脅威となります。
ブドウ球菌(Staphylococcus)
ブドウ球菌、通称スタフは、スタフ感染の主な原因菌です。非常に頑丈で、乾燥や高温、塩分濃度の高い環境でも生存できます。皮膚や鼻腔に常在し、通常は問題を起こしませんが、免疫力が低下すると皮膚感染、肺炎、食中毒、毒素ショック症候群、敗血症などを引き起こすことがあります。
- 手を石鹸でしっかり洗い、アルコール濃度62%以上のハンドサニタイザーを使用する。
- 傷口は清潔に保ち、乾燥した滅菌包帯で覆う。
- 月経時はタンポンを頻繁に交換する。
- タオルやシーツ、シェーバー、スポーツ用品などの個人用品は共有しない。
リステリア・モノサイトゲネス(Listeria monocytogenes)
リステリアは土壌や水中に生息し、冷蔵庫のような低温でも増殖します。生野菜、汚染された肉、生乳、加工チーズやハムなどから摂取されやすいです。健康な成人は軽症で済むことが多いですが、妊婦や胎児、高齢者、免疫低下者ではリステリア症を起こし、発熱、筋肉痛、嘔吐、下痢などの症状が現れます。
- 購入後すぐに加熱調理し、十分に熱を通す。
- レア肉やシーフードは避ける。
- 生乳やそれを使用した製品は摂取しない。
- 果物や野菜は流水でしっかり洗う。
サルモネラ(Salmonella)
サルモネラは米国で最も多く報告される食中毒原因菌です。人・動物の腸内に常在し、糞便を介して広がります。生の鶏肉、卵、牛肉、生野菜や不衛生な水、さらには爬虫類やペットからも感染します。感染後12〜72時間で症状が出始め、4〜7日続くことが多く、発熱、下痢、腹痛、頭痛が主な症状です。免疫力が低い乳児や高齢者、慢性疾患を抱える人は重症化しやすいです。
- トイレやおむつ交換後、調理前に必ず手を洗う。
- 生肉・生鶏肉は他の食材と分けて保存・調理する。
- 生卵や加熱不足の卵料理は避ける。
- ペットの排泄物や爬虫類・鳥類に触れた後は手を洗う。
