Imodium AD(ロペラミド)の使用禁忌
Imodium ADは北米の薬局で広く販売されている市販の止瀉薬で、主成分はロペラミドです。腸の蠕動を抑えることで下痢を緩和しますが、以下のような状況では使用を控えるべきです。
過敏症
Imodium ADに対する過敏症はまれですが、発症した場合は直ちに使用を中止してください。症状が重い場合は医療機関での治療が必要です。主な症状は嘔吐、眠気、腹痛、倦怠感などで、下痢の症状と似ていることがあります。腹痛があるが下痢がない場合も使用は禁忌です。
乳児・小児
2歳未満の乳児にはImodium ADは投与すべきではありません。乳児の下痢はさまざまな原因が考えられ、医師の診断が必要です。2歳以上の子供でも使用は可能ですが、成人とは異なる用量が設定されます。また、下痢が10日以上続く場合は使用を避けるべきです。
腸疾患
急性赤痢や血便・粘液便が認められる患者、重度の潰瘍性大腸炎患者にはImodium ADは推奨されません。サルモネラ、シゲラ、カンピロバクターなどの細菌性腸炎による下痢でも使用は禁忌です。
抗生物質関連下痢
広域抗生物質使用後に起こる下痢は、腸内の正常菌が減少することで生じます。通常は数日で改善しますが、この期間にImodium ADを使用すると腸の蠕動が抑制され、回復が遅れる恐れがあります。
蠕動抑制
腸の蠕動運動に異常がある患者はImodium ADの使用を避けるべきです。ロペラミドは蠕動を過度に低下させ、腸閉塞(イレウス)や大腸拡張(巨結腸)といった重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
