理髪店に血があるのはなぜか?

現在でも、赤と白(時には青)の縞模様のポールは理髪店の象徴です。このシンボルは中世にさかのぼり、理髪師が放血や外科手術を行っていたことに由来します。

放血

近代医学が確立する以前、人は体内に血液、痰、黒胆汁、黄胆汁の四つの「体液」があると考えていました。体液のバランスが崩れると病気になると信じられ、血液を抜くことでバランスを整え、病を治すと考えられていました。

理髪師は外科医でもあった

1163年の教会令で僧侶や司祭が放血を行うことが禁じられたため、切開や切断といった外科的処置は、鋭い刃物を扱う理髪師に委ねられました。

理髪店のポール

患者は治療中にポールをしっかり握り、血管を浮き上がらせました。理髪師は自らのサービスを宣伝するため、洗濯した包帯をポールに巻き付けました。後に、放血にヒル(吸血虫)を使うようになると、ポールの上部に真鍮製のヒル用バスケットが取り付けられました。

ポールの色の意味

赤は血液、白は包帯を象徴すると考えられています。ポールの先端にある青い球は、ヒル用バスケットを表しています。

外科手術の復活

1100年から1500年頃、学識のある医師は外科手術を避けていましたが、16世紀にフランスの名高い理髪外科医アンブロワーズ・パレ(1510〜1590年)が外科を独立した専門職として確立し、手術は次第に尊敬を取り戻しました。

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