概要
中華料理を食べた後に、一部の人が経験する症状の総称が「中華レストラン症候群」です。1968年に初めて報告され、別名「モノソジウムグルタミン酸症候群」や「MSG症候群」などがあります。
原因
- 主な原因は食品添加物のモノソジウムグルタミン酸(MSG)と考えられています。中国料理だけでなく、加工食品にも広く使用されていますが、MSGと症候群の因果関係は完全には解明されていません。
- 空腹時にMSGを含む食品を摂取すると、症状が出やすくなるとされています。
主な症状
- 頭痛、吐き気・嘔吐、発汗、顔や首の紅潮、胸部の圧迫感、顔面や四肢のしびれ・チクチク感。
- 呼吸困難や喘鳴、心拍数の増加なども報告されています。症状は食後1時間以内に現れ、通常は数時間で自然に収まります。
予防と対策
- 症状がアレルギー様に現れるため、抗ヒスタミン薬が処方されることがありますが、必ずしも効果があるわけではありません。ほとんどの場合、2〜3時間で症状は軽減します。
- 再発を防ぐには、MSG含有量が高い食品を避けることが有効です。少量であれば他の食材と併せて摂取することで症状が出にくくなることもあります。
注意点
- 中華料理以外にも多くの加工食品にMSGが使用されています。ラベルを確認し、外食時は食材や調味料について店員に問い合わせると安心です。
- 完全にMSGを排除することは難しいため、自分の許容範囲を把握し、軽度の症状であれば無理に食事を制限しすぎないようにしましょう。
