NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)の種類と特徴
はじめに
非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)は、歯痛や発熱など様々な痛みを和らげるために、100年以上にわたり使用されています。市販されている代表的な製品には、アドビル、モトリン、アリーヴ、タイレノールなどがあります。
イブプロフェン
イブプロフェンは、アスピリンに比べて胃への刺激が少ないため、関節炎などでアスピリンが合わない人に広く用いられています。主な効果は、痛みの軽減、熱の緩和、炎症の抑制です。代表的な製品名はアドビル、モトリンです。
アスピリン
アスピリンは20世紀初頭から使用されている代表的なOTC NSAIDです。軽いかゆみの緩和、腫れの軽減、熱の抑制に効果があります。ただし、子どもが服用するとレイ症候群という重篤な脳・肝障害のリスクが高まるため、18歳未満への使用は推奨されません。
アセトアミノフェン(パラセタモール)
アセトアミノフェンは、主に解熱・鎮痛に用いられる薬で、NSAIDではありませんが、アスピリンの代替として子どもの熱や軽い痛みの緩和に広く使用されています。代表的な製品はタイレノールです。
COX-2阻害薬
COX-2阻害薬は比較的新しいNSAIDで、処方箋が必要です。胃腸への刺激が少ないとされていますが、心筋梗塞のリスクが上昇する可能性が指摘されています。代表的な製品はセレブレックスやブレクストです。
外用NSAID(トピカル)
上記の薬は経口で服用しますが、クリームやジェルとして使用できる外用NSAIDもあります。イブプロフェンやナプロキセンをベースにした外用製剤は、関節炎による局所的な痛みを一時的に和らげ、経口投与に比べ副作用が少ないとされています。
