体に灼熱感が生じる原因は?

体のどこかが燃えるような感覚になると、不快なだけでなく何らかの健康問題を示すサインであることがあります。燃える感覚は、外傷や神経障害、脊椎疾患、ヘルペス感染、血管障害など、さまざまな原因で起こります。本稿では、主な原因とそれに伴う症状を分かりやすく解説します。

外傷(Trauma)

重度の外傷やショック状態にある場合、神経線維が過剰に刺激されるため、燃えるような感覚が現れることがあります。これは傷害部位だけでなく、全身に広がることもあります。

神経系の障害

末梢神経が損傷する末梢神経障害(Peripheral Neuropathy)や、特定の神経が炎症を起こす神経痛(Neuralgia)では、燃える感覚とともに筋力低下、感覚鈍麻、異常感覚(しびれ・刺すような感覚)などが見られます。

脊椎疾患

脊髄神経根の炎症や圧迫を伴う根性神経障害(Radiculopathy)では、燃える感覚に加えて手足のしびれやチクチク感、臀部の激しい痛みが現れます。

ヘルペス感染

性行為感染症のヘルペス(単純ヘルペス)や帯状疱疹(ヘルペス・ゾスター)は、燃えるような痛みとともに水疱や潰瘍を伴います。単純ヘルペスは性器部位に痛みや腫れ、帯状疱疹は胸部や腹部に帯状の痛みと皮膚の灼熱感が特徴です。

血管性疾患

末梢血管疾患(Peripheral Vascular Disease)では血管が狭くなり血流が阻害されるため、特に下肢に燃える感覚が生じます。併発症状として血圧上昇、足のむくみ、皮膚の青紫変化、爪の肥厚などがあります。

その他の原因

むち打ち症、毒蛇咬傷、海洋生物の刺傷、ハンセン病、ビタミン・カルシウム・ホルモン欠乏、凍傷、皮膚疾患、潰瘍、手根管症候群など、神経が損傷するさまざまな状態でも燃える感覚が起こります。

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