熱・冷たいものに対する歯の知覚過敏対策
歯の知覚過敏とは
熱いものや冷たいものを口にしたときに痛みや違和感を感じる人は少なくありません。多くは深刻な病気ではありませんが、食事や飲み物を楽しめなくなると生活の質が低下します。適切な口腔ケアと食生活の見直しで、感覚過敏を抑えることが可能です。
1. 歯磨き粉の選び方
使用している歯磨き粉や歯ブラシ、磨き方を見直しましょう。ホワイトニングや歯石除去を謳う製品は、研磨剤やリン酸塩が含まれ、感覚過敏を悪化させることがあります。特にピロリン酸ナトリウムは避け、感覚過敏用に設計された製品(例:Sensodyne、Denquel、Arm & Hammer)を選びましょう。
2. 歯ブラシの選択と磨き方
感覚過敏の主な原因はエナメル質の摩耗です。硬い毛先のブラシはエナメル質を削りやすいため、柔らかめの毛先に変えることをおすすめします。また、強くこすらず、歯と歯茎の境目を避けて、上下方向の軽い動きで磨くと効果的です。
3. 酸性食品・飲料の制限
酸性の食べ物や飲み物はエナメル質を溶かし、感覚過敏を招きます。レモン、ライム、オレンジなどの柑橘類は特に注意が必要です。甘いものも刺激になることがあるので、食べたときに違和感がある場合は摂取量を控えましょう。極端に熱い・冷たい食品も同様に避けると良いです。
4. 唾液の役割と対策
テキサス大学歯学部ヒューストン校のキャサリン・M・フレイツ博士によれば、歯の表面が失われると熱・冷感が増し、唾液が不足したり粘度が高くなると歯が柔らかくなります。水に小さじ1/4程度の重曹を溶かしてうがいすると、再石灰化を促進できます。また、無糖ガムを噛むことで唾液分泌が増え、歯の再石灰化を助けます。
