女性の鼠径ヘルニアの症状と対処法
原因
女性は男性のように股部に自然な開口部がないためヘルニアが起こりにくいですが、激しい性交渉や不適切な姿勢での重いものの持ち上げ、手術などで筋膜が損傷すると、女性でも鼠径ヘルニアが発生します。
しこり(腫瘤)
女性では触れにくいことがありますが、腸が皮膚表面に押し出されることで鼠径部にしこりができます。触っても痛みがないことが多く、しこりを手で押し込んで元に戻り、すぐに戻らない、またはゆっくり戻る場合は「還元性ヘルニア」の可能性があります。押し込む際に痛みが生じたら無理に戻さないでください。緊急性は低いものの、産婦人科や一般医の診察が必要です。
症状
鼠径部に鋭い痛みが走り、続いて熱感や灼熱感を伴うことがあります。持ち上げやしゃがみ、走ると痛みが再発することがありますが、程度は軽いことが多く、筋肉の捻挫と勘違いしやすいです。
治療
ほとんどのヘルニアは外科手術で治療します。手術前後は医師の指示でサポートトラスや医療用ベルトを装着し、ヘルニアが悪化しないようにします。
注意すべきサイン
ヘルニアが灰色、黒色、青色に変色し、触れると痛みがあり、さらに排便障害を伴う場合は「嵌頓ヘルニア」の可能性があります。腸の血流が遮断され組織が壊死に向かうため、腫れ、感染、壊死が起こり、放置すると生命に関わる危険があります。早急な医療処置が必要です。
