Sporanox(イトラコナゾール)と肝障害
機能
Sporanoxは100mgカプセルで、重篤な真菌感染症の治療に用いられます。対象となる感染症は、骨・肺・皮膚に影響を及ぼすブラストミコーシス、血液・心臓・肺に影響するヒストプラズモシス、腎臓・肺に影響するアスペルギルス症、爪に感染する爪白癬などです。Sporanoxの経口液(10ml)は、食道・口腔・喉のカンジダ症(酵母感染)に使用され、カプセルと液体は相互に置き換えて使用できません。
副作用
一般的な副作用には、不安、腱鞘炎、下痢、倦怠感、発熱、ガス、頭痛、血圧上昇、消化不良、外傷、筋肉痛、鼻・副鼻腔炎、悪心、疼痛、発疹、呼吸器感染、水分貯留によるむくみ、尿路感染、嘔吐などがあります。経口液特有の副作用としては、背部痛、血尿、呼吸困難、胸痛、咳、脱水、嚥下困難、痔核、ほてり、発話障害、口内炎、不眠、肺炎、震え、発汗、視覚障害、体重減少などが報告されています。
注意事項
心不全などの心疾患を有する患者にSporanoxを処方すべきではありません。腎臓疾患やHIV/AIDSなど免疫不全状態の患者については、リスクとベネフィットを慎重に比較検討する必要があります。また、他の薬剤との相互作用が多くあるため、服用中の薬について医師に必ず伝えてください。
肝障害
米国食品医薬品局(FDA)は、2009年にSporanoxに関する2001年の消費者勧告を更新しました。2001年3月までに、Sporanox使用と関連する可能性のある肝不全症例24例(うち死亡11例)が報告されています。肝不全の兆候として、腹痛、濃い尿、倦怠感、食欲不振、悪心、黄疸、嘔吐などがあります。これらの症状が現れた場合は直ちに医師に相談してください。
使用上の考慮点
Sporanoxの使用を中止し、医師に他の治療法を評価してもらうことが重要です。肝機能検査を実施し、状況が悪化しないように再投与は避けるべきです。
