寝汗とは何ですか?

寝汗(夜間多汗)は、体温上昇に対する体の自然な反応である発汗が、睡眠中に過剰に起こり、パジャマや寝具がびしょ濡れになる状態です。部屋の温度が原因でないことが多く、薬剤やホルモンの変化、感染症、神経系や内分泌系の疾患が主な原因とされています。

多汗症(Hyperhidrosis)

多汗症は、主に脇の下、性器部位、手足に多く分布する汗腺が過剰に働くことで起こります。全人口の約1%が罹患し、軽度から社会生活に支障をきたすほどの症状まで様々です。夜間に寝具や衣類が濡れるのも多汗症の一症状です。

閉経(Menopause)

閉経期に起こるホルモン変化が、夜間の発汗(寝汗)を引き起こします。エストロゲンとプロゲステロンの産生が減少することで、ホットフラッシュや気分変動、性欲低下とともに寝汗が現れます。

自律神経障害(Autonomic Neuropathy)

自律神経の損傷により、心拍数や膀胱機能、消化、汗腺の制御が乱れ、低血圧や失禁に加えて寝汗が出ることがあります。

結核(Tuberculosis)

結核は結核菌(Mycobacterium tuberculosis)による細菌感染で、寝汗が最も頻繁に見られる症状の一つです。他に発熱、胸痛、倦怠感、咳、息切れなどが伴います。

悪性リンパ腫(Lymphoma)

リンパ系のがんである悪性リンパ腫は、初期症状として寝汗が現れることがあります。リンパ節に腫瘍ができ、正常な白血球の産生・分布が阻害されます。

薬剤の影響(Medications)

抗うつ薬や精神安定剤、解熱鎮痛剤、血糖降下薬、アスピリン、アセトアミノフェンなど、一部の薬剤は体温調節やホルモンバランスを変化させ、寝汗を引き起こすことがあります。寝汗が疑われる場合は、医師に相談しましょう。

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