食中毒かどうかを判断するには?
食中毒は、汚染された食品や飲料を摂取することで起こる一般的な疾患です。多くの場合、症状はインフルエンザに似て数日で治りますが、重症例では致命的になることもあります。自分が食中毒か他の病気か分からないときの診断ポイントをご紹介します。
症状
汚染された食べ物や飲み物を摂取してから48時間以内に、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などのインフルエンザ様症状が現れます。
重症の場合は脱水、発熱、寒気、血便なども見られます。
統計
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、毎年約7600万人が食中毒にかかり、そのうち30万人が入院、約5千人が死亡しています。軽症で数日で回復するケースが多く、報告されないケースも多数あります。
原因
食品取り扱い者が手洗いを怠る、トイレ後に手を洗わない、生肉を不適切に扱うなどの不衛生な行為が主な原因です。CDCはこれまでに250種以上の食中毒原因微生物(細菌、ウイルス、寄生虫)を確認しています。
主な種類
代表的な食中毒は、ノロウイルス(カリシウイルス科)やカンピロバクター、サルモネラ、腸管出血性大腸菌(O157:H7)などです。原因菌は異なりますが、激しい腹痛、下痢、発熱といった症状は共通しています。重症例では命に関わる感染症となり、医療が必要です。
医療機関受診の目安
症状が3日以上続く、または以下のいずれかがある場合は速やかに受診してください。高熱(38.5℃以上)、血便、脱水症状(尿量減少、口渇、めまいなど)、3日以上続く下痢、激しい嘔吐。
