前立腺炎に対するシプロフロキサシン治療ガイド
前立腺が炎症を起こす前立腺炎は、頻尿・尿意切迫感・血尿・失禁・腰痛・骨盤痛・嘔吐・微熱など様々な症状を引き起こします。症状が全く出ない人もいます。急性前立腺炎は細菌感染が原因で、シプロフロキサシン(Cipro)などの抗生物質で治療します。慢性前立腺炎は細菌性でないことが多く、長期の抗生剤投与で感染の有無を確認することがあります。
シプロフロキサシン(Cipro)経口投与
細菌性前立腺炎は、経口抗生物質で自宅治療が可能です。シプロフロキサシンはブランド薬とジェネリックがあります。PDR(医師デスクリファレンス)によると、軽度〜中等度の慢性前立腺炎の標準投与は500 mgを12時間ごとに、最大28日間です。急性前立腺炎は通常、投与期間が短くなります。
症状が改善しても、処方された期間は必ず全て服用してください。シプロフロキサシンは副作用があり得ます。薬剤情報シートで詳細を確認し、蕁麻疹、顔面や喉の腫れ、呼吸困難などのアレルギー症状が現れた場合は直ちに医療機関を受診してください。
シプロフロキサシン(Cipro)静脈投与
経口投与で効果が不十分、または症状が重篤な場合は、静脈投与が検討されます。静脈投与は入院または外来クリニックで実施されます。PDRによると、慢性前立腺炎の標準投与は400 mgを12時間ごとに、28日間です。
静脈投与には特有のリスクがあります。点滴部位や腕に赤み、腫れ、痛みが生じた場合はすぐに医師に報告してください。また、治療中に異常や不快感があれば速やかに伝えましょう。
耐性前立腺炎への対処
抗菌薬は前立腺組織に届きにくく、投与期間が不十分だと感染が再発しやすいです。さらに、前立腺炎の多くは非細菌性であり、抗生物質では効果がありません。非細菌性前立腺炎の原因はまだ解明されていません。
耐性前立腺炎には、前立腺マッサージや筋膜リリースと呼ばれる筋肉構造の緩和技術が有効とされています。薬物療法が効かない場合、経尿道的前立腺切除術(TURP)といった外科的手術が唯一の有効手段になることがあります。
