急性骨盤痛の主な原因とは

米国では何百万人もの人が骨盤部の痛みを抱えています。女性だけでなく男性も経験し、原因は多岐にわたります。軽度の不快感から、生命に関わる急性痛まで症状は様々です。

虫垂炎(Appendicitis)

急性虫垂炎は男女ともに重度の骨盤痛を引き起こす可能性があります。虫垂が炎症を起こすと膿がたまり、痛みが増大します。右下腹部に圧痛があり、歩行や咳で痛みが悪化します。放置すると穿孔や敗血症の危険があるため、外科的切除が必要です。

子宮外妊娠(Ectopic Pregnancy)

正常な妊娠では受精卵が子宮内膜に着床しますが、子宮外妊娠では卵管など子宮以外の場所に着床します。卵管は受精卵が通過する通路であり、そこに留まると生命を脅かす出血や激しい骨盤痛を引き起こします。早期に診断し外科的処置を行わなければ、致命的な出血につながります。

子宮内膜症(Endometriosis)

子宮内膜組織が子宮外の骨盤内に増殖すると炎症と疼痛が生じます。子宮内膜症は出産年齢の女性に多く見られ、症状は人によって大きく異なります。月経時の激しい痙攣痛や、月経以外でも慢性的な骨盤痛、性交時や排卵期の痛み増強が特徴です。

骨盤炎症性疾患(Pelvic Inflammatory Disease)

骨盤炎症性疾患は、卵巣・子宮・卵管など女性の生殖器官に起こる感染症の総称です。多くは性感染症が原因で、骨盤部の痛みや発熱を伴います。稀に出産後や流産後に発症することもあります。

急性前立腺炎(Acute Prostatitis)

男性の前立腺が細菌感染を起こすと急性前立腺炎になります。直腸、陰茎、鼠径部、会陰部に激しい鈍痛が走り、射精時にも痛みが生じます。早期の抗菌療法と適切な管理が重要です。

疾患 - 関連記事