子どもの虫垂炎のサインと注意点
子どもの虫垂炎は成人に比べ発症率が高く、18歳未満の腹部緊急症の中で最も多いとされています。症状は年齢によって異なり、見逃すと腹膜炎という重篤な感染症につながります。疑いがある場合は速やかに医師の診察を受けましょう。
腹痛
最初はへそ周辺に痛みが出て、次第に右下腹部へ移動します。下部右側を押した後、急に圧を離すと痛みが増す「反跳痛」も見られます。
発生率と対象年齢
千人あたり約4人が虫垂炎を発症します。特に10〜14歳の男子と15〜19歳の女子に多い傾向があります。
年齢別の症状
2歳未満の子どもでは嘔吐や腹部膨満が主なサインです。一方、幼児期(2〜5歳)になると食欲不振や倦怠感が現れることがあります。
誤解されやすい症状
成人でよく見られる食欲不振、嘔吐、悪心は、子どもの虫垂炎では必ずしも現れません。これらがないからと診断を遅らせないよう注意が必要です。
危険サイン
4歳未満の子どもは典型的な症状が出にくく、破裂リスクが高いです。診断が遅れると全症例の約8割が破裂に至ります。
リスク要因
嚢胞性線維症の子どもは虫垂炎のリスクが高いとされています。また、家族歴がある場合も発症しやすい可能性があります。
