B群連鎖球菌(GBS)感染
B群連鎖球菌(Group B Streptococcus、GBS)は、腸や下部生殖器に常在する細菌です。成人では通常無害ですが、新生児に重篤な感染症を引き起こすことがあります。そのため、妊娠中の検査は標準的な産前ケアの一環となっています。
原因
B群連鎖球菌は食物や水、性行為で感染するわけではありません。多くの人が自然に保有している正常菌で、肝疾患や糖尿病など慢性的な健康問題を抱える人にのみ問題を起こすことがあります。咽頭炎(喉の炎症)を引き起こす溶連菌とは無関係です。
リスク要因
高齢者と新生児が感染や合併症を起こしやすいです。特に免疫力が低下している人はリスクが高まります。
症状
新生児は出生後数時間以内に呼吸困難や肺炎などの感染症状が現れます。成人では尿路感染症の症状が出ることがあります。
診断
妊娠中の女性は膣と直腸からサンプルを採取し、B群連鎖球菌の有無を検査します。
考慮点
検査で陽性と出ても、必ずしも赤ちゃんが感染するわけではありません。感染した女性100人に対し、実際に感染する赤ちゃんは約1人です。
治療
抗生物質が最も効果的な治療法です。経口または静脈内投与があり、感染部位や重症度に応じて薬剤と投与期間が決まります。
