敗血症性ショックとは―原因・症状・治療の全体像
敗血症性ショックは、細菌感染が全身に広がり、毒素が大量に放出されることで血圧が極端に低下し、臓器機能が障害される重篤な状態です。高齢者や乳幼児に多く見られ、迅速な対応が生存率を左右します。
症状
- 体温が異常に上昇または低下する(発熱・低体温)
- 心拍数の増加(頻脈)や不整脈
- 呼吸困難や速い呼吸(呼吸数増加)
- 血圧の著しい低下(ショック状態)
検査
- 血液培養・白血球数・CRP・プロカルシトニンなどの感染マーカー測定
- 腎機能・肝機能・凝固系の評価(血清クレアチニン、ALT、PT/INR など)
- 乳酸測定による組織の酸素欠乏状態の確認
治療
- 感染源の除去:抗菌薬の投与、必要に応じて外科的ドレナージや切除
- 循環補助:点滴による大量輸液、血管収縮薬(ノルエピネフリン等)による血圧維持
- 臓器機能サポート:人工呼吸管理、腎代替療法(透析)など
危険性
- 多臓器不全を迅速に引き起こし、死亡率が非常に高い
- 治療が遅れると回復の見込みが著しく低下する
治療を受ける際のポイント
- 症状が疑われたらすぐに救急医療機関へ搬送することが最重要
- 早期の抗菌薬投与と適切な輸液管理が生存率向上に直結する
- 家族や介護者は、感染予防と早期発見のための観察を怠らない
