髄膜炎の症状と治療法
髄膜炎(めんぎんえん)は、細菌またはウイルスが脳や脊髄を覆う膜(髄膜)に感染し、炎症を起こす疾患です。炎症により激しい頭痛や発熱、首のこわばりなどの症状が現れ、重症化すると命に関わります。
原因とタイプ
- 細菌性髄膜炎:最も危険で、大学や寮など密閉された環境で集団感染が起こりやすい。感染者の粘液や唾液と接触することで伝播する。
- ウイルス性髄膜炎:最も一般的な形態で、風邪やインフルエンザに似た症状を呈することが多い。
主な症状
- 激しい頭痛
- 首の硬直(項部硬直)
- 光過敏(明るい光に対する不快感)
- 嘔吐・発熱・意識混濁
- 皮疹や痙攣が出ることもある
- ウイルス性の場合は鼻づまりや風邪様の症状が見られることがある
合併症と重症度
- 細菌性髄膜炎は治療が遅れると致命的で、脳障害を残すこともある。
- ウイルス性髄膜炎は通常2週間以内に自然回復し、重篤な合併症は少ない。
治療法
- 細菌性髄膜炎:抗生物質を静脈投与で速やかに開始し、入院治療が必要。
- ウイルス性髄膜炎:安静と解熱・鎮痛薬で対症療法を行う。
- 予防接種は特定の細菌性髄膜炎(髄膜炎菌)に有効。
予防・対策
- 髄膜炎菌ワクチンの接種(特に高校生・大学生などリスクが高い層)
- 手洗い・表面の消毒など基本的な衛生管理
- 細菌性髄膜炎に曝露した場合、医師の判断で予防的に抗生物質を投与することがある。
注意点
髄膜炎の症状は軽視せず、特に乳幼児で高熱・嘔吐・下痢・鼻水が続く場合は速やかに医療機関を受診してください。細菌性髄膜炎は早期治療が生存率を大きく左右します。
