敗血症予防の具体的な方法
敗血症とは
敗血症は、感染と炎症が全身に広がる重篤な疾患で、毒素を産生する細菌が原因となります。通常、感染に対する免疫反応は局所的にとどまりますが、敗血症では全身性の免疫反応が起こります。重症例では28〜50%の死亡率が報告されており、特に小児の治療は困難です。
敗血症を防ぐためのポイント
- 適切なワクチン接種:予防接種は敗血症の多くの形態を防ぐ最も重要な手段です。米国では、肺炎球菌やインフルエンザ菌b型(Hib)などの特定株に対する予防接種が定期的に行われています。
- 渡航先の感染情報を把握:旅行中は現地で流行している感染症に注意し、必要に応じて予防策を講じましょう。
- 新生児の発熱は早期に診察:発熱は重篤な感染の初期症状である可能性があるため、すぐに医療機関で評価を受けることが重要です。
- 重篤な循環・代謝・呼吸障害はICUへ転院:持続的な循環不全や代謝異常、呼吸困難がある場合は集中治療室へ転院し、静脈・尿道カテーテルの使用は最小限に抑えます。点滴による十分な血液供給や、手指衛生などの一般的な感染対策を徹底します。
- 妊娠中のB群連鎖球菌(GBS)検査:新生児敗血症の主な原因の一つであるGBSは、妊娠36週頃に膣・直腸スワブで検査します。過去にGBS感染歴がある妊婦は、分娩時に抗生物質予防投与を受けます。
