腺ペスト(黒死病)の事実とは?
腺ペスト(黒死病)の概要
腺ペストは、ノミが媒介する細菌性の感染症です。原因菌は Yersinia pestis(イェルシニア・ペスティス)と呼ばれ、歴史的には「黒死病」とも称されました。
14世紀の大流行では、推定で7,500万人から2億人が死亡したとされています。現在でも自然界に存在しますが、感染は稀で、適切な抗生物質により治療可能です。
主な症状
感染後2〜7日で症状が現れます。代表的な症状は次のとおりです。
- 発熱・悪寒
- 頭痛・筋肉痛
- 倦怠感
- 嘔吐・悪心
- 腫れたリンパ節(腺腫)
- 皮膚の黒変(重症例)
治療法
腺ペストは抗生物質で効果的に治療できます。主に使用される薬剤は以下の通りです。
- ストレプトマイシン
- ゲンタマイシン
- ドキシサイクリン
- シプロフロキサシン
予防策
現在、腺ペストを予防するワクチンはありませんが、感染リスクを下げるための対策があります。
- ノミやげっ歯類との接触を避ける
- ノミが多い地域では長袖・長ズボンを着用する
- 虫除け剤を使用する
- 感染が報告されている地域へ旅行する際は、予防的に抗生物質を服用することを検討する(医師の指示のもと)
