大腸炎に効くホリスティック・ダイエット法
大腸炎は大腸の粘膜が炎症を起こし、腹痛や下痢を伴う疾患です。根本的な治療法はありませんが、ビタミン・ミネラル・水分を最適に保つホリスティックな食事によって症状の軽減や寛解が期待できます。食事の耐性は人それぞれ異なるため、個別のプランが重要です。
食事日記
摂取した食べ物と症状を日時と共に記録することで、どの食材が症状を悪化させるか特定できます。大腸炎は個人差が大きく、約3割の患者は脂肪吸収不良、他は乳糖不耐症などがあります。
食事指針
痛みを誘発するドーナツなどは除去し、ビタミンDとカルシウムを含む牛乳やチーズは適量摂取します。乳糖はヨーグルトに含まれる酵素で分解しやすくなります。
小分けの食事や少量の食事は下痢や痙攣を軽減します。低脂肪・高炭水化物のパスタ、米、全粒粉パン、シリアル、野菜・果物が推奨されます。1.5カップのオートミールやオートブランに果物を添えると腸の痙攣が和らぎます。
生の野菜や果物が刺激になる場合は蒸すか焼くと消化しやすくなります。高繊維のナッツ、種子、トウモロコシ、ポップコーンは腸が狭くなると痛みを引き起こすことがあります。
ストレスや大量の食事、特定の薬、カフェイン・アルコールは症状を悪化させます。1日6〜8杯の水分摂取で下痢による脱水を防ぎ、炭酸飲料はガスと不快感の原因になるため避けましょう。
1日あたり2〜3gの水溶性食物繊維を加えるとガスと膨満感が減ります。全粒穀物、果物、野菜で食物繊維を補給し、腸の痙攣や便秘を緩和します。
魚油のEPA・DHAは腸の炎症を抑え、結腸の粘膜修復に必要な脂肪酸の産生を促します。
栄養不良
肝臓と膵臓から分泌された胆汁は小腸で食物と混ざり、腸の蠕動により小さな消化物が血流へ吸収されます。小腸から大腸へ移動し、水分が再吸収されますが、炎症があると消化・吸収が阻害され、胆汁が大腸に入り下痢が激しくなります。慢性的な下痢は脱水を招き、腎機能や食欲に影響します。栄養素の欠乏は子どもの成長遅延や女性の月経異常を引き起こすことがあります。
欠乏症
ビタミンD欠乏は骨形成とカルシウム代謝に重要で、最も一般的です。鉄欠乏も頻繁で、サプリメントで貧血が改善します。
下痢や嘔吐、薬剤使用によりカリウム・マグネシウムが失われます。マグネシウム酸化物の経口補給が有効です。ビタミンDと併せてカルシウムが不足すると骨の健康に悪影響を及ぼします。
ストレス管理
ストレスや感情は大腸炎を悪化させ、胃酸分泌や腸組織の変化を引き起こします。Johns Hopkins大学(2009)は、運動でストレスを軽減し、うつ症状を和らげ、腸機能を正常化することを推奨しています。定期的なリラクゼーションや呼吸法、催眠療法も症状緩和に役立ちます。
