潰瘍性大腸炎の症状と治療法
潰瘍性大腸炎は、直腸や結腸の粘膜に潰瘍ができ、炎症が頻繁な下痢や出血を引き起こす炎症性腸疾患(IBD)です。診断が難しいことがありますが、主に15〜30歳の白人やユダヤ系、家族歴のある人に多く見られます。根治は困難ですが、症状緩和のための治療法が存在します。
軽症状
- 血便と腹痛が主な症状です。多くの患者は軽度の症状にとどまり、疲労、食欲不振、関節痛、皮膚病変、貧血なども見られます。
重症状
- 症状が進行すると、激しい腹痛や大量の血便に加え、発熱や嘔吐が現れます。子どもでは成長不良が見られることがあります。
大腸外の合併症
- 関節炎、眼炎症、肝疾患、骨粗鬆症など、免疫系の異常と関連した症状が出ることがあります。ストレスがこれらの症状を悪化させることもあります。
薬物療法
- 軽度の炎症には5-ASA製剤やステロイドが用いられますが、長期使用は副作用が懸念されます。免疫調節薬はステロイドが効かない場合に使用されます。
手術
- 全患者の25〜40%が結腸全摘術を受けます。破裂や大量出血などが原因です。手術後は回腸瘻造設(イレオストミー)や回腸肛門吻合術が選択され、生活の質を維持します。
