クローン病診断のためのカプセル内視鏡検査の受け方

従来の検査で結果が得られない場合、カプセル内視鏡(ビデオカプセル)を用いてクローン病の診断を行うことがあります。カプセルを飲み込むと、内蔵カメラが小腸を撮影し、撮影画像は腹部に装着した受信装置に送信されます。検査後に画像を解析し、診断や治療方針の策定に活用します。

必要なもの

  • 消化器専門医(胃腸科医)への受診
  • 保険会社からの事前承認書または代替資金源
  • 検査当日の同行者(友人・家族)

検査までの手順

1. カプセル内視鏡の適応を確認

胃腸科医に、腸の狭窄や閉塞があるか、心臓ペースメーカーなどの植込み機器があるかを相談します。これらがある場合、カプセルが体内に留まるリスクがあるため、検査が適さないことがあります。

2. 保険適用の確認と事前承認取得

保険会社に問い合わせ、カプセル内視鏡検査が保険適用になるか、事前承認が必要かを確認します。代替の安価な検査がある場合、保険が適用されないことがあります。

3. 代替資金の検討

保険適用外の場合、医療機関の支払いプランや助成金、臨床研究への参加など、費用負担を軽減できる方法を探します。

4. 検査日の予約と時間確保

検査は約12時間必要です。初回のカプセル摂取時に鎮静が行われることがあるため、運転はできません。友人や家族に同行してもらいましょう。

5. 前日の食事制限

検査前1週間は鉄分を含むサプリメントを中止し、前日は液体食に切り替えます。黒茶・コーヒー、ブロス、透明なジュース、ゼラチン(赤色除く)は摂取可です。就寝後は一切飲食しないでください。

6. 当日の服薬

普段服用している薬は、検査当日の朝に持参し、カプセルを飲み込んだ数時間後に服用できます。

7. 検査当日:受付と書類提出

検査施設に到着し、必要な書類に記入します。保険承認書がある場合は持参してください。

8. カプセルの摂取と装置装着

医療スタッフの指示のもとカプセルを飲み込み、腹部に受信装置とバッテリーパックを装着します。装置は約8時間装着したまま過ごします。

9. 検査後の食事再開

検査後2時間は何も摂取しません。その後は透明な液体を、4時間経過後に軽食を取って構いません。

10. 装置の回収とカプセルの排泄確認

カプセル摂取から8時間後に施設へ戻り、受信装置とセンサーを外します。カプセルは使い捨てで、数日以内に排便で体外に出ます。排泄されない場合は医師に相談し、必要に応じて別の方法で除去します。

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