定義
血管瘻(フィスチュラ)とは、腎臓医が透析治療のために患者の腕に動脈と静脈をつなげて作るアクセス部位です。透析中、血液はフィスチュラを通って体外へ出入りし、機械で老廃物が除去された後、再び体内に戻ります。手術後、血管は太くなり強くなり、数週間で透析に使用できるようになります。皮膚下ではロープのように見えることがあります。
正常な拍動(スリル)の確認
フィスチュラが正しく機能しているかは、日中に感じられる微かな振動(スリル)で確認できます。1日に数回、指で軽く触れてこの振動を感じてください。振動がなくなったり弱くなったりした場合は、血栓ができている可能性がありますので、速やかに医師へ連絡しましょう。早期発見が治療成功率を高めます。
日常ケア
- 透析後に出血や赤みが長時間続く場合は医師に相談してください。
- フィスチュラ側の腕で寝ない、締め付けるブレスレットやアクセサリーは付けない。
- 重い荷物を持ち上げてフィスチュラを圧迫しないように注意する。
- 腕を締め付けるような衣服は避け、血流を妨げないようにする。
- 血圧測定はフィスチュラ側の腕では行わない。
血管瘻の清潔保持
- アクセス部位は毎日、抗菌石鹸で優しく洗浄し、透析前に特に入念に清潔にする。
- ローションやクリームはアクセス部位に塗らない。
- 触ったり掻いたり、無理に引っ張ったりしない。
- 赤み、腫れ、膿疱、膿瘍など感染のサインが見られたら、すぐに医師に連絡し、必要に応じて抗生物質を処方してもらう。
