動脈管開存症とイブプロフェン治療
動脈管開存症(PDA)とは
動脈管開存症は、出生後に本来閉じるべき血管(動脈管)が閉鎖せず、動脈と肺動脈の血液が混ざり合う先天性心疾患です。特に早産児に多く見られますが、満足児でも発症することがあります。血液の混合により心臓に余分な負荷がかかります。
イブプロフェンによる治療
イブプロフェンはプロスタグランジン合成阻害薬で、プロスタグランジンは動脈管を開いたままにする作用があります。イブプロフェン投与によりプロスタグランジンの作用が抑制され、自然閉鎖を促進します。
治療上の留意点
一部の新生児では薬物療法なしでも自然に閉鎖することがあります。そのため、医師は経過観察を行い、必要に応じてイブプロフェン投与を検討します。薬物療法が効果を示さない場合は、外科的に動脈管を結紮して閉鎖する手術が行われます。
