高度な敗血症治療法

統計

  • 2005年9月の『Current Infectious Disease Reports』によると、敗血症は米国で死亡原因の第10位です。
  • 罹患率は人口10万人あたり最低240人で、重症敗血症は10万人あたり51〜95人に達します。

病態

  • 敗血症では、感染に対する免疫反応が過剰になり全身に炎症が広がります。
  • 血管内に微小血栓が形成され、同時に血栓除去機能が障害されます。その結果、心拍数が上昇し酸素供給が不足し、臓器不全を引き起こします。

薬物療法

  • 迅速な対応が不可欠で、原因菌が特定される前に広域スペクトルの静脈抗生物質を投与します。
  • 必要に応じて血圧上昇薬(血管収縮薬)を使用します。
  • 低用量の副腎皮質ステロイド、血糖コントロールのためのインスリン、免疫調整薬、鎮痛・鎮静剤も併用されます。

追加的治療とケア

  • 重症例では、静脈輸液や酸素投与などの支持療法が必須です。
  • 呼吸不全の場合は人工呼吸器による機械的換気が必要になることがあります。
  • 腎不全が生じた場合は透析が行われます。
  • 感染源(医療機器、カテーテル、ドレーン、膿瘍など)の除去のために外科手術が行われることがあります。

活性化タンパク質C(APC)

  • 2001年にFDAが重症敗血症の高リスク患者用に組換え活性化タンパク質C製剤を承認しました。
  • APCは体内の炎症抑制と凝固制御に関与しますが、敗血症時にその濃度が低下します。
  • 2010年以降もAPCを用いた治療法の研究が継続されています。

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