猫と犬の疥癬(かいせん)とは?原因・種類・予防と治療法
疥癬(かいせん)とは
疥癬は、猫や犬に起こりやすい皮膚疾患です。主に寄生虫(ダニ)が原因で、かゆみや皮膚の病変、抜け毛が見られます。
原因
疥癬の原因となるダニは、主に耳ダニの一種であるノトエドレス・カティ(猫)、サルコプテス・カニス(犬)やデモデックス・カニス(犬)です。これらのダニは動物同士で容易に感染し、稀に人にも感染して疥癬(かいせん)を引き起こすことがあります。ダニは皮膚に潜み、トンネルを掘って卵を産む「掘削型」と、血液や組織を吸う「非掘削型」に分かれます。
種類
猫と犬の疥癬は大きく5種類に分類されます。最も一般的なのはノトエドリック疥癬で、別名「頭部疥癬」や「疥癬」とも呼ばれます。その他、サルコプティック疥癬、チェイレチエラ疥癬、デモデクティック疥癬などがあります。掘削型のダニは皮膚の下に潜り、かゆみや出血、潰瘍を引き起こし、特に顔や首、耳周辺に症状が現れやすく、非常に感染力が強いです。
予防
疥癬を防ぐためには、定期的なブラッシングと清潔な生活環境の維持が重要です。ペットの居住スペースをこまめに掃除し、寄生虫予防薬を使用することでリスクを大幅に減らすことができます。
治療
主な治療薬はイベルメクチンで、獣医師が皮膚に塗布または投与します。その他、疥癬用シャンプーやビタミンC・ビタミンAのサプリメントも有効です。ビタミンCはアレルギー反応を抑え、ビタミンAは皮膚の修復と保護に役立ちます。
