長いまつげが引き起こす医学的問題

まつげは感覚毛として、ほこりが当たると瞬き反射を引き起こし、眼を保護します。また、日差しや風、異物から目を守る役割も果たし、犬や猫のひげに似た働きです。美容面では長いまつげが理想とされ、さまざまな広告でも取り上げられていますが、まつげが長くなるといくつかの医学的問題が起こりやすくなります。

シラミ

シラミは主に陰毛に寄生する寄生虫ですが、体毛全般に付着することがあります。まつげにも寄生し得るため、特に長いまつげはシラミが付着しやすく、二倍以上のリスクがあります。シラミがまつげに付くと目が刺激され、かゆみや不快感、場合によっては炎症を引き起こすことがあります。

まつげ倒伏(トリキアシス)

まつげ倒伏は、まつげが正常な方向ではなく眼球に向かって生える状態です。患者は目に異物感を覚え、放置すると角膜擦過傷や感染、瘢痕化の危険があります。早期に眼科で診断・除去してもらうことが重要です。

まつげのフケ

まつげ周辺の皮脂や角質が剥がれ落ちる「フケ」も、長いまつげでは問題になりやすいです。目に近い部位のため、強力なフケ対策薬の使用は制限されます。ステロイド系の点眼薬が処方されることもありますが、長期使用は眼圧上昇や白内障などの副作用リスクがあります。

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