心膜液貯留(心嚢液)の症状と対策
心膜液貯留(心嚢液)は、心臓を包む心膜腔に過剰な液体がたまる状態です。心膜の炎症や外傷、感染症などが原因となります。
呼吸に関する症状
息切れや呼吸時の痛みを感じることがあります。特に液体が心臓を圧迫すると、肺への血流が低下し呼吸困難が生じやすくなります。
心臓に関する症状
心拍数の増加や胸部の圧迫感、胸痛が現れることがあります。液体が心臓の動きを妨げるためです。
全身の倦怠感・脱力
めまいや失神、全身の疲労感や脱力感が起こることがあります。血液循環が不十分になるためです。
その他の症状
咳や低熱が出ることもあります。
合併症
液体が心臓を強く圧迫すると、心膜タンポナーデと呼ばれる状態になり、心室や心房が圧迫され血液循環が著しく低下します。これは緊急の生命危機です。
治療法
抗炎症薬の投与や、液体を排出する穿刺・ドレナージ手術が行われます。再発防止のため、原因疾患の治療も重要です。
