深部静脈血栓症(DVT)の血栓が体内を移動する経路とは?
概要
深部静脈血栓症(DVT)は、太ももや下腿の大きな静脈に血栓が形成される状態です。血栓が血流に乗って体内の別の部位へ移動することがあり、重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
主な原因
- 血流の滞り(血液の循環が遅くなる)
- 静脈内膜の損傷
- 血液が凝固しやすい体質や疾患
血栓が離脱するケース
一部の患者では、DVTでできた血栓が血流に乗り、肺、脳、心臓などの重要な臓器に到達します。血流が遮断されると、臓器の血液供給が失われ、深刻な障害が生じます。
肺塞栓症(Pulmonary Embolism)
血栓が肺の動脈に詰まると、肺塞栓症という致命的な状態になります。症状は呼吸困難、胸痛、血圧低下などで、速やかな治療が必要です。
太ももの血栓のリスク
太ももの静脈にできた血栓は、下腿の血栓に比べて離脱しやすく、肺塞栓症を引き起こす確率が高いとされています。
留意点
表在性静脈でも血栓は形成されることがありますが、通常は血流に乗って離脱しにくく、深部静脈の血栓ほど危険性は高くありません。
