BVDウイルス(牛ジステンウイルス)
BVD(Bovine Virus Diarrhea)は、牛に発症するウイルス性下痢症です。感染の重症度はさまざまで、群れ全体に広がることもあり、治療が難しい場合があります。
タイプ
BVDは大きく「タイプI」と「タイプII」の2つに分類されます。ウイルス自体は同一ですが、タイプII感染は一般的に症状が重くなります。
診断
タイプIIに感染した牛は、107〜111°F(約42〜44°C)の高熱、食欲不振、呼吸器症状に加えて、下痢を示すことが多いです。
急性期感染
急性期の感染では、熱はやや低めですが、下痢が激しく、血液が混じることもあります。
注意点
妊娠中の牛がBVDに感染すると、ウイルスが胎児へ移行し、胎内で死亡させるケースがあります。胎児死亡は流産や先天性欠損の原因となります。
予防・対策
BVDはウイルス性疾患のため、根本的な治療薬はありません。感染が進行するのを待つしかないため、免疫力が低下している間は二次感染を防ぐために点滴や抗生物質でサポートします。ワクチン接種や衛生管理が予防の鍵です。
