内痔核の自宅でできる治療法
内痔核の不快感や痛みを和らげるには、食事の改善、肛門周辺の清潔保持、シッツバス(坐浴)などの自宅療法が効果的です。医療機関での治療や手術に比べて費用が抑えられ、恥ずかしさも少なく済みます。
食物繊維の摂取
- 食物繊維を増やすことで便秘を予防し、硬く乾いた便による肛門への過度な圧迫を防ぎます。過度な排便時の用力は肛門管の血管に負担をかけ、痔核を悪化させます。
- 米国メイヨークリニック(2009年)の調査によると、男性は50歳以下で1日38g、51歳以上で30gの食物繊維が推奨されています。女性は50歳以下で25g、51歳以上で21gが目安です。
- 食物繊維が豊富な食品例:緑色野菜、リンゴなどの果物。サプリメントではメタミューシル、ベネフィーバー、ファイバーコンなどがあります。
肛門周辺の清潔保持
- 排便後は肛門部を清潔かつ乾燥させましょう。米国消化器学会(2009年)の研究では、薬用ウェットティッシュやウィッチヘーゼルを含ませた綿球・トイレットペーパーで丁寧に拭くことが推奨されています。ウィッチヘーゼルの鎮静作用でかゆみや腫れが軽減され、痔核組織の回復を助けます。拭いた後は軽くたたくようにして乾かします。
シッツバス(坐浴)
- 温水(体温に近いぬるめ)で臀部と腰部だけを浸す坐浴は、肛門部を清潔にし、内痔核の腫れやかゆみを和らげます。塩を加えるとさらに不快感や腫れの軽減効果があります。1回15分、1日2回を目安に行いましょう。
