手の多汗症に対する従来治療法
多汗症は、体温調節に必要な量を超えて汗が分泌される状態です。手のひらの多汗は、特に新しい人間関係で恥ずかしさを感じさせることがあります。本記事では、主な従来治療法をご紹介します。
処方薬治療
皮膚科医やかかりつけ医が、アルミニウム塩化物を含む制汗剤を処方します。就寝前に手のひらに塗布し、乾かしてから寝ます。
グリコピロレートなどの抗コリン薬は、アセチルコリンの作用を阻害し、汗腺の刺激を抑えます。効果は約2週間で現れます。
イオン導入療法(イオントフォレシス)
皮膚科で行う治療で、手を水に浸した状態で低電流を15〜30分間流します。汗腺の活動を一時的に抑制すると考えられています。初期は1日1回、約2週間続け、その後はメンテナンス治療を行います。
ボトックス治療
ボツリヌス毒素は、しわ治療でも知られていますが、汗腺を刺激する神経をブロックすることで多汗症にも有効です。数回の注射で効果が得られ、持続期間は約4か月です。
手術(胸部交感神経切除術)
症状が重い場合、交感神経から汗腺への信号を遮断する手術が選択肢となります。内視鏡を用いた胸部交感神経切除術は、3つの小さな切開で行われ、日帰りまたは1泊で退院できます。手術後は手のひらの汗が永久に止まります。
衣類の選び方
綿、ウール、シルクなどの天然繊維の衣服を選び、肌の通気性を高めましょう。手のひらの多汗が主な悩みでも、全身の皮膚が乾燥しやすくなると手の汗も軽減されることがあります。
極端に寒い時以外は手袋の使用を控え、スポーツ時は必要最低限のグローブや装具を着用してください。
手洗い
こまめに手を洗い、皮膚表面の細菌を除去しましょう。
