酵母感染症(膣カンジダ症)の概要と対策
酵母感染症は、酵母が体内で制御できずに増殖することによって起こる真菌感染です。最も一般的なのは膣カンジダ症で、米国保健福祉省によると、女性の約75%が一度は罹患するとされています。主な症状は、白く濃い膣分泌物、かゆみ、性交や排尿時の痛み・灼熱感、発疹などです。治療法は市販薬から自宅療法まで様々あり、症状に合わせて選択できます。
抗真菌薬
膣カンジダ症の第一選択は、局所用の抗真菌薬です。ドラッグストアや薬局で入手できるクリーム、軟膏、坐剤(錠剤やカプセル)などがあります。代表的な有効成分はミコナゾール、クロトリマゾール、テルコナゾール、ナイスタチンです。
症状が他の疾患(細菌性膣炎や性行為感染症)と似ているため、自己判断で使用する前に医師の診断を受けることが推奨されます。米国保健福祉省の調査では、局所用抗真菌薬を使用した女性の約3割が実際には酵母感染症でないことが分かっています。また、市販薬を1週間程度使用しても症状が改善しない場合は、速やかに医師へ相談してください。
自宅療法
自宅でできる対策もいくつか報告されています。代表的なものは以下の通りです。
- ヨーグルト:無糖・無添加のプレーンヨーグルトをタムポンに付けて膣内に挿入し、1日2回、症状がなくなるまで続けます。
- にんにく:にんにくの丸ごとした小片を2〜3時間ごとに膣内に挿入し、1〜2日間続けます。また、にんにくサプリメントを服用する方法もあります。
- ティーツリーオイル:ティーツリーオイル大さじ1と等量のアルコールを混合し、これを水1パイント(約470ml)に10滴加えて洗浄液として使用します。1週間、毎日膣内に注入します。
ただし、これらの自宅療法は医学的根拠が不十分な場合もあるため、症状が長引く、悪化する、または妊娠中の場合は必ず医師に相談してください。
