麻痺性ヘルニアの外科手術とは?
医師の検査で胃食道逆流症や胸痛の原因が麻痺性ヘルニア(食道裂孔ヘルニアの一種)と判明した場合があります。胃や他の腹部臓器が横隔膜を通って胸腔に突出する状態です。多くの場合、薬物療法で管理しますが、薬が効果を示さない、または緊急時には手術が検討されます。
手術前の準備
- 手術内容を十分に理解し、疑問点は医師に質問しましょう。
- 服用中の薬をすべて医師に伝えます。血液を薄める薬(例:アスピリン、イブプロフェン)は手術前に中止が必要です。
- 手術の8時間前からは飲食を控えてください。
手術中の流れ
- 心拍数や呼吸をモニターで管理しながら、全身麻酔を行います。
- 「腹腔鏡下ヘルニア修復術」と呼ばれる手術で、細いカメラと特殊器具を用いて数か所の小切開から横隔膜と食道裂孔を修復します。突出した臓器は元の位置に戻し、横隔膜はメッシュで補強します。また、食道を囲むように胃の一部を固定し、逆流を防止します。
手術後の注意点
- 入院は数日必要になることがあります。
- 術後の診察まで重いものを持ち上げるのは避けてください。
- 医師の指示に従い、便秘防止の薬を使用し、麻薬系鎮痛剤服用中は運転を控えます。
- 以下の症状が現れたらすぐに外科医に連絡してください:激しい痛み、体温が38.5℃以上、飲み込み困難、呼吸困難、切開部からの排液。
