死後、身体はどのように変化するのか
血液の流出(血液プール)
心拍が止まると血液の循環が停止し、重力により血液は上部の血管から下部へとゆっくりと流れ落ちます。結果として、体の低い部分に血液がたまり、上部は血液が抜けて蒼白になります。
皮膚の色変化
血液が下部に集まることで、下半身は暗くなり、上半身は徐々に蒼白になります。この現象は「死斑(ポストモルタル・ヒポシア)」と呼ばれます。
体温の低下(冷却)
通常、死後約12時間で表面が冷たく感じられ、24時間で体全体が完全に冷却されます。実際の冷却速度は周囲の温度や環境条件に左右されます。
死後硬直(リジッド・モータス)
死後約3時間で筋肉が硬直し始め、最大で36時間続きます。これは体内に蓄積した乳酸が筋肉を収縮させるためです。
腐敗
細胞が死滅すると酵素と細菌の働きが活性化し、分解が始まります。ガスが体内に溜まり膨張し、肉や組織は液化し始め、最終的に乾燥していきます。腐敗の進行速度は環境温度や湿度、埋葬方法などに大きく影響されます。
