内耳と外耳の感染症の違いと対処法
必要なもの
- 体温計
- 鏡(腫れの確認用)
- 酢(必要な場合)
- 消毒用アルコール(必要な場合)
手順
内耳(中耳)感染症の兆候
-
内耳感染症は幼児期に最も多く見られ、数日で自然に治ることが多いです。以下の症状が1つでもあれば感染の可能性があります。
- 片方または両方の耳の痛み
- 睡眠障害
- 体温が37.8℃以上の発熱
- 頭痛、めまい、聴力低下
症状が1〜2日以上続く場合は医師の診察を受けてください。
-
内耳感染症は風邪などのウイルス感染がきっかけになることが多く、ウイルスが中耳の粘膜を腫らせ、鼓膜の裏に液体がたまります。鼻と中耳をつなぐユースタキア管が閉塞・腫脹すると、さらに感染が起こりやすくなります。
-
医師は通常、72時間様子を見る「待機観察」を行います。6か月未満の乳児や、過去30日間に2回以上耳感染があった場合は、早めに抗生物質が処方されることがあります。薬が必要と判断された場合、数日で症状が改善します。
-
予防策としては、感染症にかかっている子どもとの接触を避け、受動喫煙を防ぎ、肺炎球菌ワクチンの接種を検討してください。大人の場合は、鼻づまりやアレルギーによる副鼻腔の充血を抑えるために、市販の鼻詰まり解消薬やアレルギー薬の使用を医師に相談すると良いでしょう。
外耳(外耳道)感染症の兆候
-
外耳道感染症は「スイマーズイヤー」とも呼ばれ、水や頻繁な泳ぎが原因で起こります。外耳道の皮膚に常在する細菌が増殖し、以下の症状が現れたら医師に相談してください。
- 耳道のかゆみ
- 赤みや腫れ
- 無臭の液体の分泌
- 膿の排出、激しい痛み、耳の詰まり感
- 聴力低下やこもった音
-
外耳道の防御機能が水分や皮膚の裂傷で損なわれると、細菌が侵入しやすくなります。
-
治療は耳道の洗浄・フラッシングと、感染タイプに合わせた薬剤入りの耳滴の投与です。医師が適切な薬剤を処方します。
-
再発防止のために耳を乾燥させることが重要です。泳いだ後や入浴後は、頭を傾けて水をしっかり排出し、タオルで優しく拭き取ります。鼓膜が破れていないことを確認したうえで、酢とアルコール(1:1)を各耳に小さじ1杯ずつ垂らすと細菌の増殖を抑えられます。耳に異物を入れることは避けましょう。
