腹部癒着の形成
手術後に瘢痕組織が過剰に増殖すると、腹腔内の本来は接していない部位同士が繊維性のバンドで結びつきます。これが腹部癒着です。多くの場合は軽度の痛みで済み、特別な治療は不要ですが、癒着が腸管を締め付けると腸閉塞を起こし、排便や排ガスができなくなる緊急事態になります。
特に開腹手術を受けた患者や、複数回の腹部手術歴がある人、婦人科手術を受けた女性に発生しやすいとされています。腹腔鏡手術の場合は癒着のリスクが低く、盲腸切除だけの場合はリスクはわずかに上がる程度です。
代替治療法:漢方薬
腸閉塞などで外科的処置が必要になるケースはまれですが、症状が軽い場合は代替療法が検討されます。その一つが漢方薬です。大黄、ミラビル、チシ、マグノリアなどを組み合わせた処方は、癒着の緩和や手術回避に役立つとされています。
代替治療法:食事療法
食事の見直しも重要な対策です。診断を受けたら、まずは低残渣食やほぼ液体食に切り替えることが推奨されます。消化しやすい食材(低繊維、乳製品中心)を選ぶことで、腸への負担を減らし、症状の悪化を防ぎます。
