アナフィラクトイド紫斑病(ヘノッホ・シェーンライン紫斑病)の合併症
アナフィラクトイド紫斑病について
アナフィラクトイド紫斑病(ヘノッホ・シェーンライン紫斑病)は、血管が炎症を起こし出血することで皮膚に紫色の斑点(紫斑)が現れる疾患です。主に臀部、脚、足に見られますが、靴下の境目など他の部位にも出現します。
正確な原因は不明ですが、免疫系の異常反応が関与しており、子供に多く発症します。免疫反応により血管が炎症し、出血が起こります。
主な症状
- 紫色の皮疹(紫斑)
- 腹痛、関節痛
- 血便、嘔吐、下痢、悪心
- 蕁麻疹、月経痛など
- 風邪や上気道感染の後に発症することが多い
合併症
多くの場合は自然に回復しますが、以下の合併症が起こることがあります。
- 腎臓障害(高血圧、急性腎不全、末期腎不全)
- 腸閉塞や腸の炎症
腎機能障害のリスクがあるため、医師は血清クレアチニンや尿検査などで腎機能の経過観察を行います。
治療と対処法
症状は通常4〜6週間で自然に改善するため、治療は主に症状緩和が中心です。
- 安静・十分な水分補給
- 市販の鎮痛剤(アセトアミノフェンやイブプロフェン)
- 重症例や合併症が疑われる場合は入院治療
- ステロイド薬の使用は副作用と効果の不確実性から議論があります
注意点
腎障害との関連があるため、紫斑や上記症状が出た場合は速やかに医療機関を受診してください。
