ステージ3痔核(痔ろう)の治療法まとめ
痔核(痔ろう)は、肛門や直腸の血管が炎症を起こす状態で、症状の重さに応じてステージが分けられます。ステージ3では、痔核が肛門から突出し、出血・痛み・かゆみが強く、周囲の血管にも炎症が広がりやすくなります。この段階になると、薬剤だけでは効果が期待できず、医療的な処置が必要です。
結紮(バンド結紮)
大きく突出した痔核には、ゴムバンドで根元を締め付け血流を遮断する結紮術が有効です。約1週間で痔核は萎縮し自然に落ちます。複数の痔核がある場合は、1つずつ順番に処置します。痛みはほとんどなく、処置後は繊維質サプリや便軟化剤を併用し、硬い便で血管を刺激しないようにしましょう。
硬化注射療法(硬化療法)
硬化剤を痔核に直接注射し、血管を硬化させて縮小させる方法です。結紮に比べて即効性は劣りますが、同時に複数の痔核を処置できる点がメリットです。再発の可能性はありますが、症状緩和が早いのが特徴です。
レーザー焼灼(カタルゼーション)
レーザー光で血管内を凝固させ、血流を止めて痔核を縮小させます。硬化注射と同様に複数の痔核を一度に治療でき、回復が速いですが、再発リスクは同様に残ります。慢性的に痔核が繰り返す場合は他の治療法を検討すべきです。
外科手術(痔核切除術・ステープリング)
ステージ3は高度な痔核とされ、最も確実な治療は外科手術です。痔核切除術(痔核切除)では、患部の血管を外科的に除去します。手術は合併症リスクがあるため、適応が限られます。手術が難しい場合は、ステープリング法が代替手段として用いられます。ステープリングは結紮と同様に血流を遮断し、痔核を縮小させます。
いずれの治療法でも、術後の便通管理が重要です。食物繊維の摂取や水分補給、便軟化剤の使用で、硬い便による再刺激を防ぎましょう。
